合えば「すごい人」合わなければ「障害」

http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20090123/1232717670

以前会ったとき「テレビがある。しかしアンテナが無い。でも見たい番組がある...ならばあり合わせの材料でテレビアンテナを作ろう」という発想が出来て、しかも本当にアンテナを作ってしまった件を知ってる僕には、彼が障害者という実感がわかないんです。

お久しぶりです。


精神科の医師とこんな話しをしたことがあります。
「せんせー、ADHDの成人当事者って少ないんかのう」
「そら、あんた、合う環境におったら『困る』ことがないどころか、常人にはできんような力があるんやもん」
「あー、合わない職場だと意思の疎通すらも難しいもんねぇw」


実際、某「製作所」に居たときは、周囲を困らせることはあったものの、「意思の疎通」に困って、仕事にならないということは、あまりなかったように思います。
しかし、某「子会社」に戻った途端に、ソコの人たちとの「意思の疎通」はとても難しくなり、仕事に激しく支障をきたすようになり、「障害」があきらかになっちゃったわけです。


↑で引用したエピソードにしても、「思いついたこと」が「おもしろい」と思ったら、なりふり構わず「実行」しちゃうあたり、良い意味で「ADHD」的だったりするわけです。


発達障害」の定義にもよく出てくるんですが、要は「障害特性」によって「生活に支障」が出ていることが、「障害」の要件として重要なのですが、発達障害の場合「障害特性」が健常者よりも優れた「能力」として発揮される例も少なくないため、「環境」さえ合えば、「すごい人」になりうることもあるわけです。


そんなわけで、今のところ、「子会社」に対して「合う仕事をさせてくれ」とお願いしているところではありますが、その「お願い」自体を「仕事から逃げている」と解釈され、それが実現する可能性はきわめて低かったりします。
そんなわけで、「ADHD」と「PDD」の「障害特性」を持っていて、「仕事に支障をきたす」状態にあるわけなので、今の私が「発達障害者」である要件は満たされているわけです。


まぁ、障害者手帳ももらえたことなので、得られる支援はできるだけ得てみようと思っているわけです。

追記:
障害者手帳についてですが、私は「ADHD」で貰ったわけではありません。併発している「鬱症状」で貰いました。
ADHDで貰えるかどうかは、医師や行政窓口の考え方によって変わってくるというのが現状のようですので、まずは主治医に相談されることをお勧めします。