せっかく新カテゴリ作ったんで

(元の日記で、このエントリから「体育」カテゴリを新設した)
ちょっとはいい話でも書いておこうか。
中学校の時。
片岡先生という方がいらっしゃって、この人元体操選手だそうな。
この人が1年の最初の体育の授業で掲げた目標が「クラス全員が倒立できるようにする!」だったんですわ。
ここまでの経験からして、「はい、みんなでがんばって練習してね」かと思いきや、そうじゃなかった。
できないヤツは朝から来て練習なー。と言われた時は非常に陰鬱な気持ちになったものだが、今考えると、彼の指導は非常に適切だったように思う。蹴り上げたあと脚をどうしろとか、補助者の顔を蹴ってもいいから、思いっきり来い!とか結構具体的な言葉が出てた記憶がある。
そして、やっとこさっとこひとりで倒立ができるようになった時、彼は得意満面でクラス担任のところにワテを連れていき、「ふじくんができるようになりましたよ! ほら、やってみ」と私に倒立をその場(職員室の入り口w)でやらせ、担任とともに目に涙をためて「よかったな!がんばったな!」とほめてくれたものだ。
このときばかりは、体育と聞くだけで陰鬱な気持ちになっていたワテも、嬉しい気持ちになれた。
これがたった一つだけ、ワテが今も覚えてる体育のいい話である。
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