非反復行為は怖くない
5.反復行為を愛します
→過去うまくいったことは、延々それをやりたい欲求にかられます。
http://plaza.rakuten.co.jp/utsu1974/diary/200710230000/
したがってルーチン・ワークのほうを多めにやってもらって
裁量が必要なことは、上司である大ヤマメさんがやるといった具合に
職掌を分けていただけると助かると思います。
発送の段階で感じた不安は、物品を発送するという行為(後述)が一種の反復行為状態になっているが故に、そこから少しでも外れたことが、非反復行為と感じられ、恐怖に陥ったのだろう。
発送開始から終了までの流れ(反復行為パターン)
- 入金前に、顧客に荷姿・重量・梱包状態での寸法を明かにする。
- 大型商品の場合は、物品の設置寸法も明らかにする。
- 銀行口座への入金を確認する
- 発送可能フラグをシステムに入力する
- 宛名シールを発行する
- 発送点数が多い場合は、問い合わせ番号記録用紙を作成する
- 宛名シールに記載された商品番号を元に、商品を梱包する
- 宛名シールに記載された発送方法に従って、発送場所へ持ち込む。
- 発送場所で、商品番号と問い合わせ番号を紐付ける
- 少数の場合は業者側がくれた控えに手書きで記入
- 多数の場合は業者側に依頼し、控えシールを貰って記録用紙に貼付
- 持ち込み完了後、問い合わせ番号と発送場所をシステムに入力
- システムから発送完了の旨をメールで通知する
このような手順を反復しているため、物品の発送時には以下の情報がなければならないという固定観念を持っている。
- 荷姿
- 重量
- 梱包状態での寸法
- (大型商品の場合)物品の設置寸法
- 在庫管理用の商品番号
- 発送管理用の問い合わせ番号
これらが一つでも欠けると、不安に陥る。
しかし、定型発達者の顧客ならば、小物発送であれば最初の3項目のうち、1項目くらいは欠けても気にならないだろう。
大型商品の場合であっても、設置寸法が予め判らずとも、定型発達者であれば、「周囲を片付ければよい」と考えられるはずだろう。
ましてや、問い合わせ番号など、無事に到着すれば必要のないものであって、到着しない時は、発送者に問い合わせをすれば済むことだという認識をしているのだろう。
そこから考えると、物品の発送は、モノが無事に到着して、無事に使用できさえすれば目的を果たすのであって、それ以上の情報は、安心を与えるために有効ではあるが、ないからと言って不安を抱くのは間違っていると考えるべきである。